王子様を探していた
婚活をスタートさせたのは留学先のロンドンでした。
30才の時、突然結婚願望が芽生え婚活スタート。
パーティーや、マッチングアプリを中心にグローバルに婚活をしていました。
経験者はご存知かと思いますが、
マッチングアプリは無限にスライド出来るので、
自然と「もっとかっこいい人」「もっと背が高い方がいいな」「もっと収入が高い方がいい」
と無意識レベルでハイスペック男子を探すようになっていました。
そして、マッチングしてデートしても、「ここの部分が微妙だから、この人は無いな。次!次!」と評論家ばりの上から目線で婚活していました。
婚活市場でモテなくなる
30歳で始めた婚活も月日が過ぎました。
年齢を重ねるほどに、マッチングする件数は減るのに、
相手へ求める条件は厳しくなる一方でした。
「ここまで独身だったんだから、妥協できない!」
と言う婚活あるあるモードに突入。
需要と供給があるはずなのに、相手にばかり求めてる状況が続きました。
なぜか10代20代の頃にチヤホヤされた経験から、
自分には存在するだけで価値があると
勘違いしていました。
突然の病気で婚活需要がなくなる
①仕事のパワハラで適応障害になり休職。
精神的に復帰できず、会社を辞めると伝えた日、病院から検査に引っかかったと連絡が、、、
②再検査の結果「がん」が見つかり
仕事探しどころではなくなり
そのまま闘病生活へ。
↑
ということで、心と体の病気で一気にどん底に落ちた気分でした。
その時、デートしてた人は子供を望んでいたし、
病気を伝えるとフェードアウトされちゃいました。
しばらくは落ち込んでたけど、
やっぱり結婚願望がなくならず
治療しながら孤独に婚活を続けていました。
自分探しワーク
治療中、無職ということもあり
とにかく時間が沢山あったので、あるワークを行いました。
名付けて『自分探しワーク』!
①理想の結婚相手の条件をリスト化
②その条件が本当に必要なのか自問する
ざっくり言うとこんな感じです。
でもね。
本当に自分の心と体と向き合っていた私にとっては
とっても響き、身に沁みました。
そして、気付きました。
本当に欲しい条件は、ありのままの私を、マルっと受け入れてくれる人だ!と・・・
◎お金は一緒に稼げばいい。
◎鼻毛出てたら切ればいい。
みたいな感じで、一気にスッキリしたのを覚えています。
マインドチェンジが起こした奇跡
心と体の病気のお陰で強制的に自分と向き合う時間をもらったことで、「自分探しワーク」でマインドチェンジすることが出来ました。
半年の治療が終わった2週間後、
婚活で出会った人とスピード婚し沖縄に嫁ぎました。
今の夫は、昔の私だったら絶対好きになることはない条件の人でした。
収入も、顔も、体型もいろんな所が理想の結婚相手とは違いましたが、彼は私のどうしても変えれない部分をマルっと自然に受け止めてくれました。
がんのことも、その病気のせいで不妊治療が必須なことも、再発するかもしれないことも、無職なことも、適応障害がきっかけで強迫性障害があることも。
もし、全てが理想の条件の男性と結婚できていても、変えれない部分をありのまま受け入れてくれなければ、苦しくてたまらなかったと思います。
誰かにとっての理想の相手が、
あなたにとっての理想の相手ではないです。
もし、婚活で自分の理想が分からなくなったら、
ぜひこの「自分探しワーク」をやってみてください。
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